HIROSHIMA TOYOPET RACING
スーパー耐久シリーズ2021
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2021シーズンレポート
学びと進化の2021シーズン、一戦ごと着実に!ランキングも10位を獲得。
2016年からモータースポーツに参戦し、常に新たなチャレンジを重ねてきたHIROSHIMA TOYOPET RACINGは、スーパー耐久シリーズでの2シーズン目となる2021年、戦いの場をGT4車両によって競われる、ST-Zクラスに移すこととなった。
同シリーズに2018年から設けられた、比較的歴史の新しいクラスではあるが、年々台数を増やしていき、今や年間エントリー最多の激戦区に投じる車両は、トヨタGRスープラGT4。
「Access HIROSHIMA+GR SUPRA GT4」をいずれも広島県出身のドライバー、松田利之と古谷悠河、檜井保孝、そして平川亮の4人に託すこととなった。シリーズは全6戦。国内の主要サーキットを転戦し、3時間から24時間に及ぶ、過酷なレースを戦っていく。
同シリーズに2018年から設けられた、比較的歴史の新しいクラスではあるが、年々台数を増やしていき、今や年間エントリー最多の激戦区に投じる車両は、トヨタGRスープラGT4。
「Access HIROSHIMA+GR SUPRA GT4」をいずれも広島県出身のドライバー、松田利之と古谷悠河、檜井保孝、そして平川亮の4人に託すこととなった。シリーズは全6戦。国内の主要サーキットを転戦し、3時間から24時間に及ぶ、過酷なレースを戦っていく。
【全6戦結果一覧】
・第1戦/ツインリンクもてぎ(3/20〜21)予選8位 決勝3位
・第2戦/スポーツランドSUGO(4/17〜18)予選11位 決勝12位
・第3戦/富士スピードウェイ(5/21〜23)コロナウイルス感染拡大の影響により不参加
・第4戦/オートポリス(7/31〜8/1)予選2位 決勝5位
・第5戦/鈴鹿サーキット(9/18〜19)予選 - 位(記録なし) 決勝11位
・第6戦/岡山国際サーキット(11/13〜14)予選10位 決勝7位
・第2戦/スポーツランドSUGO(4/17〜18)予選11位 決勝12位
・第3戦/富士スピードウェイ(5/21〜23)コロナウイルス感染拡大の影響により不参加
・第4戦/オートポリス(7/31〜8/1)予選2位 決勝5位
・第5戦/鈴鹿サーキット(9/18〜19)予選 - 位(記録なし) 決勝11位
・第6戦/岡山国際サーキット(11/13〜14)予選10位 決勝7位
最終的な「Access HIROSHIMA+GR SUPRA GT4」のシリーズランキングは10位となった。チームにとってST-Zクラス参戦、そしてスープラGT4にとっても最初のシーズンであり、また優勝すれば45ポイントと、大量得点可能な第3戦「富士24時間」の参加を見合わせたことを思えば、及第点の結果だったと言えるのではないか。
しかしながら、もてぎでの開幕戦を雨も味方につけて、いきなり3位に入って表彰台に上がり、好スタートを切った一方で、その後はトラブルが続いた感は否めず。第2戦では決勝で、さらに第5戦では予選、決勝でトラブルに見舞われていた。
ただ、いずれも致命傷とはならず、全戦完走を果たした意義は極めて大きい。最後まで走り続ければ、それだけ多くのデータが得られて、次のレース以降に活かされるのだから。その意味において、チームやメカニックの執念、絶対リタイアしないという諦めの悪さも含めて、評価すべきポイントは極めて多かった。その意味において、最終戦はトラブルなくスムーズに進んでいって、7位という結果以上の、今年1年間の集大成となったレースだったのではないか。
しかしながら、もてぎでの開幕戦を雨も味方につけて、いきなり3位に入って表彰台に上がり、好スタートを切った一方で、その後はトラブルが続いた感は否めず。第2戦では決勝で、さらに第5戦では予選、決勝でトラブルに見舞われていた。
ただ、いずれも致命傷とはならず、全戦完走を果たした意義は極めて大きい。最後まで走り続ければ、それだけ多くのデータが得られて、次のレース以降に活かされるのだから。その意味において、チームやメカニックの執念、絶対リタイアしないという諦めの悪さも含めて、評価すべきポイントは極めて多かった。その意味において、最終戦はトラブルなくスムーズに進んでいって、7位という結果以上の、今年1年間の集大成となったレースだったのではないか。
またジェントルマンドライバーである松田、そして若手のホープとして、今後一層の躍進が期待される古谷の進化も著しく、特に終盤戦は頼もしくもあった。GT500クラスのチャンピオンでもあり、はやくて当たり前のDドライバーの平川から学び取るところは、きっとかなり多かったに違いない。そしてCドライバーの檜井は時に黒子にも徹し、決勝レースを走ったのは第5戦と最終戦のみ。だが、データアドバイザーやスポッター的な役割も務め、チームの実力向上に大きな貢献を果たしていた。
マシンに対する課題も残された。構造上の問題なのか、給油にライバル車両以上の時間を要するのだ。しかし、改造が自由に許されないGT4車両とあって、チームに対策を施せない部分ではある。その点は燃費走行で1スティントの周回を伸ばし、その結果として順位を上げてはいたが、結果ピットを離れると順位を落とすというシーンが何度もあったのが残念でならない。
だが、チームの経験の少なさを思えば、ランキング10位という結果は決して評価を下げるものではない。最多台数を誇るクラスにおいて、百戦錬磨のチームを相手に戦い続けてきたのだから。新たなシーズンに、さらなる躍進を期待せずにはいられない!
マシンに対する課題も残された。構造上の問題なのか、給油にライバル車両以上の時間を要するのだ。しかし、改造が自由に許されないGT4車両とあって、チームに対策を施せない部分ではある。その点は燃費走行で1スティントの周回を伸ばし、その結果として順位を上げてはいたが、結果ピットを離れると順位を落とすというシーンが何度もあったのが残念でならない。
だが、チームの経験の少なさを思えば、ランキング10位という結果は決して評価を下げるものではない。最多台数を誇るクラスにおいて、百戦錬磨のチームを相手に戦い続けてきたのだから。新たなシーズンに、さらなる躍進を期待せずにはいられない!
Comment 選手のコメント
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松田 利之 S耐・Aドライバー 初めてこういうクルマに乗った時から比べると、いろいろと慣れてきた部分もあるし、けっこう勉強にはなりましたね。だいぶ。今まで86レースは近くのところにしか出ていなかったから、SUGOともてぎは初めてだったんですよ。で、いきなりもてぎ、SUGOなんで、初めてのクルマ、初めてのコースということで、やっぱり苦労しましたけど、はい。特に今回はトラブルなく走れましたし、それは良かったと思います。来年もやりますよ!
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古谷 悠河 S耐・Bドライバー 最初のもてぎで表彰台上って、すごくいいスタートを切ったんですが、そこからいろいろトラブルもあったりして、表彰台に上れなかったんですが、すごく自分的には勉強になった1年でした。マシンの理解だとか、セットアップの方向性とかも進んだ1年だったのかなと思っています。来年もこのチームで、このスープラでS耐に出ると思うので、今年以上の結果を出せるように、オフシーズンのテストも頑張ってやりたいと思います。
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檜井 保孝 S耐・Cドライバー まだ発展途上のチームですからね。もっと詰めなきゃいけないところがあるんだろうな、前の方を走っているスープラと比べると。セットも全然違うよね、っていうところもあるし。まだまだ伸び代のあるチームだと思っています。
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平川 亮 S耐・Dドライバー 今年はチームが車両をSupra GT4に変更と、大きなチャレンジの年で、Dドライバーとして参戦させて頂きました。開幕戦の茂木で3位表彰台を獲得出来ましたが、その後は思うように良い結果とはなりませんでした。しかし、毎戦毎、チームのレベルアップを感じ、レーシングチームとして大きく飛躍した年に感じました。これからも、HIROSHIMA TOYOPET RACING の挑戦にサポートさせて頂ければと思います。1年間の応援、ありがとうございました。
二川 正教 チーム監督
1年間応援ありがとう御座いました。スーパー耐久ST-Zクラスへの参戦1年目、シーズン上位の成績は残せませんでしたが、無事にシーズンを終えることができました。素晴らしいメンバーで戦えたこと、多くの皆様に応援頂いたことに感謝致します。シーズン中、色々なトラブルがありましたが、その都度チームで乗り越えレベルアップすることができました。特に平川選手のアドバイスは、ドライバーだけでなくトップチームを目指すためのものが多く、チームとして大きく成長できたシーズンになりました。来シーズンもST-Zクラスへ参戦いたします。まだまだ課題は多く有りますが、今シーズン学んだことを活かしチームのレベルアップ、 成績上位を目指し、チーム一丸でチャレンジします。引き続き応援よろしくお願い致します。
古谷 英明 チーム代表
HIROSHIMA TOYOPET RACINGは2021年の活動を無事に終えることができました。 チームに関わるすべての皆様、ファンの皆様に心から感謝申しあげます。数多くの方々に支えられていると実感できた1年でした。本当にありがとうございました。来シーズンもトヨタ販売店として人財育成・クルマファンづくり・安全 技術フィードバックを3本柱に、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりをトヨタと共に。そして地元広島のモータースポーツを盛り上げていきます。